Tuesday, June 14, 2011

岩手物語

二ヶ月以上英語で自分の気持ちをこのブログを通して世界に投げかけてきました。「今頃日本語で書き始めても遅い」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。確かにその通りです。反省しています。これから母国語の一つである日本語を使わせて頂きまして何回かブログに今の気持ちを書き上げていきたいと思います。

帰国して三週間たしました。毎晩岩手の夢を見ています。寝れません。夫の横にある目覚まし時計を見ては二時、三時になるのを見て何時になったら眠れるのか待っているのが毎晩のパターンになってしまいました。岩手の思い出、経験してきた事がここまで深く私の中にたまっている事のを実感しています。

今になって振り返ってみますと帰国する前の考え方があまかったのに反省しています。家に戻り、夫と息子に会い、数日間涙を流したら普通の生活の戻れる物だとてっきり勘違いしていました。そんな簡単に岩手での経験が頭から離れていく訳がありません。大船渡市と陸前高田市で見てきた風景、現地の皆様から授かってきたお話などが涙を流しただけで心から消えていく訳がないのです。

友達に言われてなんだかの形で自分の心の癒しになる事をしなくてはいけないと考え始めました。そこで思いついたのが仏教のお経とミサの賛美歌です。賛美歌はラテン語なので何て言っているのかわかりません。お経が何語なのかもわかりません。でも、お坊さんとカトリックの神父さん方が歌っているのを聞いて涙が出始めたのは確かです。もっと早く思いつけばよかったのですが、今からでも遅くはないと思いながら一人で聞いています。

来週日本に戻ります。岩手にもまた行ってきます。岩手の海岸に行き、海に向かって「ばかやろー」と言ってくるつもりです。大人が取る行動ではないかもしれませんが、これも心の癒しにもなるのではないかと思っています。

自分を慰めてなぐさめていきながらも、これから岩手の方々と接触していきたい気持ちでいっぱいです。どのような形になるかはまだ私にも分かりません。経験してきた事が大変だったからここであきらめるようなわたしではありません。これからが勝負です。負けず嫌いの私ですので岩手で聞いてきた事が世界の人々に忘れられないように作戦をねっている最中です。

これからもお経と賛美歌を聞きながら書き続けるつもりです。今まで応援してくださった皆様のご期待にこたえられるようにこれからも頑張ります。会ってもいない多くの人が今までこのブログを読んでくださってきた事には感謝しています。心からお礼を申し上げます。
これからも応援してください。宜しくお願い致します。

アミア

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